千葉三越もついに・・・
柏そごう(9月30日閉店)、千葉パルコ(11月30日閉店)に続き千葉三越が来年3月を持って閉店が発表されるなど千葉県内の百貨店にアゲイストの風が吹いています。千葉市ではついに百貨店が千葉そごう1店舗のみとなり、県内で1市に2以上の百貨店があるのはマツケンの知る限り船橋のみとなりました。(船橋東武、西武)ここで一昔前に無くなった百貨店について回想してみたいと思います。
・十字屋
八千代、佐原、銚子、舘山にあったと思います。独立系の百貨店で八千代の店に当時今ほどメジャーでなかったミキハウスが入店しており行きました。20年くらい前になります。
十字屋は経営が悪化し確かダイエー傘下に入ったと思いますが、ダイエーの衰退と共に姿を消しました。6月佐原へ行ったのですが、いまでも旧十字屋跡(更)地と呼ばれていました。
・津田沼高島屋
津田沼サンペデックにダイエーと共にキィテナントとして入店していました。
早い時期に高島屋が撤退し、そのスペースをダイエーが引き継ぎました。
その後ダイエーが経営不振から撤退。紆余曲折を経て現在はモリシア津田沼と名称変更されAEONが核テナントとなっています。津田沼もかなり早い時期に高島屋が撤退し百貨店は現存しません。
・市川松坂屋
松坂屋の関東地区母点が上野(御徒町)にあり、距離的にも中途半端な感がありました。
市川市は次に記載の京成百貨店が無くなり百貨店は1つもありません。
・八幡京成百貨店
京成電車の車内放送で[八幡京成百貨店前]とアナウンスされている時期がありました。
晩年には1階にグループの食品スーパーが入店するなど業態を変えながら現在の京成本社が入るビルの工事開始まで営業していました。いかにも昭和を感じさせるテナントが多数ありました。
屋上に遊園地があったようです。市川市にはかって2つ百貨店があったのですが、宴のあとになりました。
・船橋そごう、茂原そごう、木更津そごう
そごうは千葉県最大勢力の百貨店で最大5店舗ありました。ついに千葉そごうのみとなります。
①船橋そごう
船橋ららぽーと内にありダイエーと並ぶ核テナントでした。ホテルオークラが運営する回転展望レストランがありかって船橋を一望できました。その後このスペースが美容院となり展望ヘアーサロンとして新聞に掲載されたのを見た記憶があります。建物自体が取り壊され回想ができません。
名残といってはなんですが、そごうに多く入店しているクロワッサンのお店が今もららぽーと船橋にあります。
②茂原そごう、木更津そごう
どちらも房総半島を商圏として営業していたものと思われます。勝浦の親戚と何度か茂原そごうに訪れる機会がありました。洋服を見ていると店員さんが寄ってきて、遠いので買えないと言い訳をすると千葉駅に届けるのでと話していたのが印象的でした。お店の存続をかけてのご発言であったと思います。木更津そごう、こちらは1~2度行ったことがある程度でほとんど記憶がありません。
市役所がこの建物に入ったと報道されていたと思います。茂原そごう跡地と比較すると有効活用がされているように感じます。
・最後に千葉三越など
昔はニューナラヤという三越系列の百貨店であったと思います。バブル期に名称変更と改装で売上げが大幅UPとなり経済誌に成功事例として書かれていた記事を目にしました。その後大きな改装は行われてこなかったようですが、グレードを上げようとしてきた名残がところどころに見受けられます。最後に訪問したのが2年前ですが、食堂街が千葉三越は地下にあります。デパートの食堂というと高層階を想像しがちですが、やや意外でした。食品売り場が地下1階、食堂が地下2階とある意味非常に効率的な作り。閉店前に回想に訪れたいと思います。
あと他に田畑百貨店(千葉市)や扇屋(千葉市、後の扇屋ジャスコ、その後AEONに統合)などあったようですが、詳細は把握しておりません。
県庁所在地である千葉市へ行くと賑やかで何でも売っているというのは、
幻想になってしまったようです。
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旅の紙芝居編集部マツケン (月曜日, 14 10月 2019 09:14)
千葉にあった百貨店シリーズ、皆様の多数閲覧に感謝し、ブログ小説『回想茂原十河(そごう)と復活予想』連載開始しました。上記本文リンクボタンから是非、ご高覧下さい!!