1975年7月弘済出版社大時刻表に掲載
国鉄関連会社が大盤振る舞い??
時刻表読者に保険をプレゼント
この大盤振る舞い?をしていた会社は国鉄グループ企業で「日本交通観光社」が正式企業名で
日交観という略称がおなじみかもしれません。設立は1955年で国鉄自動車線駅(バスと呼ばないのです。)における駅業務を受諾する法人として設立とあります。
自動車駅の業務受諾者が地方線区では見当たらず窮余の策として設立されたようです。
1970年以降は自動車線にとどまらず、国鉄財政難から駅配置要員の条件が見直され1日あたり
利用人員が800~1,500名の駅は日交観が受け皿となったようです。社員は主に国鉄退職者、地元出身者、在住者となっています。
この会社はその後業務領域を旅行業、広告業、保険代理業に拡大しその一環として保険サービスが紹介されたのでしょう。ここからはマツケンの邪推ですが、もっと保障の高い保険はいかが?と
セールスが行われ決して慈善事業ではなかったと思います。
一方旅行業ではこの年開催された沖縄EXPO海洋博のツアー募集が行われています。
沖縄返還直後は外国扱いで免税制度が残っていました。ツアー広告に免税制度が出ています。
沖縄海洋博には行けませんでしたが、海洋博記念公園には何度も足を運び海洋博を回想しました。私の追憶・マイヒストリーの1つです。
日交観は国鉄分割民営化時にJR東日本に引き継がれ業務範囲をそのエリアに限定。
他地域はJR分割にあわせ分社化後個別の変換をたどっています。
現在JR東日本では「JR東日本ステーションサービス」という会社が駅の業務受諾をしているようです。
時刻表に掲載されていた三菱銀行の広告ようこそボーナス、これは今も変わらない?三菱の定期預金でしっかりお預かりしますと記載されています。
こんな現代こそしっかりお預かりしますと
銀行に言って頂きたいと思うのはマツケンだけでしょうか?
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