埼玉県吉川市は古くから川の町として知られ、歴史ある川魚料理の料亭が今も3件現存します。いずれも創業は江戸時代で、割烹の一つ『ますや』の『なまず丼』です。なまず丼はず丼と略されたりもします。
なまずが一番テレビなどメディアで取り上げられるのは、皆さん何時頃と思いますか?暑い夏、夏バテ防止に皆がうなぎを食べる土用丑の日頃なのです。昨年あたりから値段の高騰した『うなぎ』に
代わりうなぎに見立てた『なまず』がTVで良く紹介されています。今年は大手スーパーAEONがこのなまずを販売したことにより、少しずつ身近になってきました。
吉川市のなまずはうなぎ代用ではなく本来のなまずを味わってもらうを主眼にいろいろな料理が
提供されています。高額なものでは刺身やしゃぶしゃぶがあり、中間価格帯で天ぷらがあり、白身で鶏肉のような感じで美味しいという感想を多くの方がおっしゃります。
なまず丼は天ぷらと同じ価格帯で1,500円くらいで食べられます。味覚は人それぞれですので
何とも言えないのですが、マツケンの感想は少し重たい。写真の中の大きな衣をつけているのが
なまずですが、もう少しなまずは少なくても良いのではと感じました。
一方一番の廉価品はなまずの骨までつぶしたミンチを揚げたなまずたたき揚げがあります。
こちらも好みは人それぞれですが、こりこりしていて喉をすっと通るというよりは、
少しツッカエながら入って行く感じでした。
まだ食べたことはないのですが、他にナマズ入りのコロッケが市内の肉屋さんで
販売されています。
古き良き時代を回想すると各家庭でなまず料理が家庭料理として食卓にならんでいたとのこと。そう言えば埼玉県は浦和が古くからうなぎの町として知られているなど川魚となじみの深いところです。吉川では最近開発されたJR武蔵野線吉川美南駅周辺には若い外から転入された家族が
沢山おられます。既存メニューも勿論ですが、新興地域のお子さんたちがなじみの味となるような
メニューが開発されることを願っています。
何が言いたいという感じになってしまいましたが、今年もあと1月と少し、今年初めて食べた珍しいものの追憶・マイヒストリーという事でご容赦下さい。
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