九十九里鉄道は大正12年に開業し東金~片貝海岸を結んだ軽便鉄道。昭和36年に役目を終えました。会社名は現存するバス事業会社に引き継がれ鉄道はないけどバスが走る会社となっています。社名の鐵は昔から言われていることですが鉄は金を失う、故に旧文字を
用いているということでしょうか。
確認した訳ではありませんが、小湊鉄道と同じカラーのバスでおそらくグループ会社なのでしょう。
文化の日は晴れの確率が高いと聞いたことがありますが、まさに晴天の日千葉県立産業科学館
(千葉県市川市)『出発進行~もっと・ずっと・ちばの鉄道』へ行きました。京成線では最寄駅は鬼越駅ですが、近所にニッケコルトンプラザという大型商業施設があり、JR下総中山駅が近そうです。
11月3日は文字通り文化の日という事で、千葉県の公営博物館は無料開放されており普通であれば800円の入館料がかからずに見学できるお得な日なのです。
最初に見たのは人車、ボデイは客車そのものですが車輪が無い、ではどうやって動くの?は
まさに名前のとおりで人が担ぐのです。籠となんら変わりません。この人車は普段茂原市美術館、
郷土資料館に展示されているとのこと。多少千葉の博物館・美術館の知識はあるつもりでしたが
初めて知りました。
パンフレットによると明治の終わりごろ日本各地で運行されていたとのこと。この人車は『庁南茂原間人車軌道』で使用されていたもので
千葉県内唯一残存するもの。定員8名で車掌をを兼ねた車夫2名で運行。片道15銭、約50分で茂原~長南間を運行。人力にのため傾斜区間の運行速度が上下で異なっていた。
地域密着の交通機関として定着とあります。
さてここからはマツケンと九十九里鉄道との関りを少しお話しましょう。マツケン誕生前ですが父と母は姉と兄を連れて片貝海岸に海水浴に行っておりその写真が残っています。
父を連れ以前車で九十九里へ何度か行きました。片貝へ行く途中『甚助』というそば屋へ寄るのが楽しみでしたが、いつも海水浴に鉄道で来たと父は話しておりました。
http://www.99kankou.com/member/jinsuke/
おまけにもう一つ父とだけでなく学生時代の友人とよく訪れたのが九十九里海岸で、ドライブの途中信号でひっかかるのが九十九里鉄道本社(バス車庫)前でした。それがご縁でしょうか?結婚式の送迎バスは九十九里鉄道のマイクロバスにお願いしました。
九十九里という言葉の響きに楽しかった青春時代が回想されます。
今日九十九里鉄道は路線バスに限らず千葉と片貝を結ぶ重要な交通機関として毎日バスの安全運航に努めています。
http://www.kujyukuri-tetsudo.co.jp/
九十九里鉄道と青春の思い出永遠なーれ
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