昭和56年の地域振興を今になぞえてみる
1981年3月大時刻表に『宮崎県西都市役所』がタイトルに記載したきっぷを『新婚さん』にプレゼントしました。
この呼びかけは国鉄の再建法が成立し今後
赤字ローカル線がバス転換などが、今後進められていくのに対し『妻線』を抱える西都市ではなんとかレールを存続させようとこのPR作戦にでたものとあります。
『新婚さんに妻駅の入場券を10枚プレゼント』
(昭和56年当時、原文一部改変)
妻駅の入場券は『山口百恵』さんの結婚がきっかけでテレビ紹介されたことから最近急激に人気が出てきた縁起入場券でブームに便乗し、『妻線』存続と『西都原古墳』を訴えようとの作戦。新婚であることを証明したカップル1,000組先着順で贈られる。
(今日に置き換えてみる、フィクション)
妻駅の入場券は『堀北真希』さんの結婚・出産がきっかけでtwitterで紹介されたことからブームとなっている。
人口減に悩む同市では若者の婚活活動に積極的に取り組んでおり、市外の女性に『妻駅』で市内居住する独身男性が『妻駅入場券』で愛の告白をする、婚活イベントへの参加を呼び掛けている。
市では同市内に住む20代~40代の独身男性に●●神社で縁結びの願掛けをした『妻駅』入場券を10枚ずつ配布し婚活イベントの際の告白ツールとして活用してほしいとしている。
妻駅で開催されるイベントの申し込みはHPからで先着●●名限定、なお駅から同市の観光名所である『西都原古墳』へも向かう予定で観光PRも兼ねて行われる。
なんか、参加してみたくなるイベントではありませんか?
西都原古墳群のコスモス、九州特有の読み方で『さいとばる』と読みます。秋の一日こんな環境で過ごせたらカップルの誕生は間違いなし?!
こじつけですがそういえば『山口百恵』さんの
ヒット曲に『秋桜』がありました。。。
さて、まとめに入りましょう。インターネットの無い時代認知度UPはTVなど限られたメディアしかなく市としては『妻』線存続をかけた必死の行動だったのでしょう。100万円程度の経費と想定されます。
1981(昭和55)年当時『妻』線は1日6往復の運行でした。ローカル線特有で朝の運行を終えると
午後の14時まで約5時間宮崎駅発の列車は間隔が空きます。最終列車は20時52分発で残業をしているとぎりぎりであったかも知れません。1913(大正2)年に誕生した『妻』線は1984(昭和59)年
当編集者が大学3年の時に廃止になっています。
こんな熱心な残線活動を行っていた町ですので、廃線後もできるだけ原型をとどめ、いつの日か
鉄道の復活を望んだようですが、今日まで実現していません。
西都市へは行ったことが無く残念ながら追憶・マイヒストリーは存在しませんが、
一度訪ねてみたいです。同市のホームページなかなか素敵です。
最後に東日本大震災から6年の今日、大好きな東北の復興・発展を祈ります。
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