日本国有鉄道高木文雄総裁挨拶
(抜粋)
山々の青葉映える今日、東北新幹線(大宮・盛岡間)の開業を迎えることとなりました。長い間お待たせいたしました。
新幹線建設に多大なご支援とご協力を賜りました国並びに国民の皆様に厚くお礼申し上げます。東北新幹線は・・・地域に適合するよう心血をそそいで完成させたものでございます。必ずや沿線地域をはじめ広く国民生活の向上、産業の発展に貢献できるものと自負しております。
さらに都心乗り入れの早期実現に万全を期す覚悟でございます。
昭和57年6月23日、今から35年前東北新幹線、大宮~盛岡間が開業しました。
旅の紙芝居編集部の両名が19歳の時です。「旅の紙芝居」では昨年ボランテイアツールとして「東北新幹線開業物語」を制作しました。今回のその中から抜粋してご紹介したいと
思います。冒頭に載せたのが国鉄総裁の開業挨拶です。今年JRが発足して30周年、東北新幹線が開業したのはその5年前になります。民間事業ではありませんので、どこか政治家の演説に近い感じがします。(笑)
当時東北学院大学、宮城学院女子大学の花の女子大生も還暦まであと3年の57歳に成長しました。
ベイシティローラーズのコンサートに行ったけど日帰りができず帰り夜行を利用したこと。京都へ行ったけど東京まで時間がかかりすぎて京都の滞在が短いことなどを話しています。
続いて女子高生のコメントです。当時のアイドルは今では懐かしの「マッチ」こと近藤真彦さんや「郷ひろみ」さんです。
最後は花の女子高生の2人組です。彼女たちも早52歳となりました。まさに光陰矢の如し。
郷ひろみやマッチこと近藤真彦に会いにゆきたいと話しています。そう言えばトレーナーから襟を出すのがはやっていました。
そして最後に新幹線開業国鉄制作パンフレット表紙の紹介です。小林亜星さんと芳村真理さんの試乗対談があります。
小林亜星さんは早くも新幹線札幌開業に触れていますが、今日まで実現していません。一方芳村さんは女性乗務員の話をしていますが、今日運転手、車掌とも女性は普通に存在します。男女雇用機会均等法施行前はたとえ車掌さんであっても女性は皆無でしたのを思いだします。
6月中旬のある日大宮駅に下車すると「東北新幹線開業35周年」行事が開催されていました。「岩手日報の」6月23日朝刊紙面が飾られていました。
今回はここで終わります。
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