ローカル私鉄第二の人生(NEX)と有終の美(初代特急型電車)
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年1月当編集部の両名は50代の折り返し、ぞろ目55歳になります。
年頭らしく所感めいたものを書いて見たいと思います。
12月下旬、まもなく仕事納めの少し前の寒い日長野へ出張しました。『中野市』という東京『中野区』と混乱しそうですが、れっきとした市です。
上野から乗車した新幹線は長野行き『あさま』号、1998年に長野オリンピック開催時は
主力列車として大活躍でしたが、北陸新幹線が金沢まで延伸した今日地味なわき役に
なりました。新幹線なのですが、車内販売が行われていません。軽井沢駅で後続の金沢行き『かがやき』号待避のため10分停車の際には、ホーム自動販売機での飲み物購入がアナウンスされています。列車内に自動販売機があってもよさそうなものですが、見当たりません。私が思いつくのは売れないか、昨今のセキュリテイ強化の影響でしょうか?
前置きが長くなりました。写真は長野駅に乗り入れた
『成田エクスプレス』号ですと言いたいところですが、
これは成田空港輸送から第二の職場に転じた長野電鉄特急『スノーモンキー』号です。志賀のスキー場や温泉に向かう特急は外国人の利用も多く、今も国際列車の雰囲気を醸し出しています。
都心と成田空港を結ぶ花形列車が何故、地方に転じても大活躍できるのでしょうか?
それはこの車両は3両を1ユニットとする小回りの利くものであり、地方で活躍する素地が整っているのです。同時期にデビューした京成スカイライナー100系電車は全て引退しました。こちらは8両固定編成で、そのままでは地方では活躍できそうもありません。
今年55歳となるマツケン・イシマサの両名が今後第二の人生活躍できる要諦は小回り(融通)が効くかどうかに関わっているように感じました。
次に小布施駅構内にただずむ初代特急電車、こちらは長く
ワンコイン(100円)で利用できる特急として、獅子奮迅の働きを終え現役の仲間を見守っています。
高度成長期から平成の低迷期まで走り抜け、穏やかにただずんでいるように見えます。
セカンドライフを終えた後はかくありたいと思います。
スノーモンキー号の側面には猿の絵があります。
都市部では猿は悪者ですが、ここではにこやか新春といった感じです。最後になりますが本年もどうぞよろしくお願い致します。
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