さようなら50歳の船橋西武デパート
千葉で唯一駅前に百貨店が2つある船橋のその歴史がまもなく終わろうとしています。『西武百貨店船橋店』の閉店まで50日を切っています。一方松戸駅近くにある
『伊勢丹』もその役目を終え松戸ではデパートが無くなります。子供の頃、親に連れられてデパートの大食堂の
お子様ランチを食べるのが楽しみであった当編集部員はとても残念です。
デパート衰退の理由は不景気とか、専門化、ネットビジネスの台頭など色々言われています。私は専門家ではありませんので、その論点を語る事はできませんが、『船橋西武』を
長年身近に見てきた立場から何故閉店になったのかを考えてみます。
① 京成電車船橋駅の高架化
道路の渋滞 、安全面などから高架化は必須でしたが、そこが船橋西武には
良くなかったように思います。旧京成船橋駅は上野よりと成田よりに2か所改札が
ありました。上野よりの改札はJR船橋駅へ乗り換えるショートカットになっており、
そこを通ると『船橋西武』がありました。仕事帰りや外出ついでに京成線利用者は
立ち寄っていたと思います。JR線から現在の京成船橋駅舎へは、駅隣接ビルを
経由するのが一般的で、ぶらっと立ち寄る場所ではなくなってしまいました。
② コアユーザーの加齢
JR船橋駅反対側に『東武百貨店』があります。こちら の百貨店は、若者対象というよりファミリー層が中心。
20~30代前半までは、西武に行くのが普通の感覚でした。ところが所帯を持ち子供が誕生するとそこへ行くのに
違和感が出てきました。いつの間にか西武から足が遠のきました。実際売り場面積は東武の方が大きく西武は
顧客対象がどうしても狭くなります。
久しぶりに西武へ足を運びましたが閉店セール中とは言え何かしっくりしません。
船橋に限った話で日本橋や新宿の百貨店は違った意味で敷居が高く馴染めませんが・・・(笑)
記憶違いかも知れませんが少し前の西武船橋改装の
際に『働く女性をターゲット』と言っていたような。。。
戦略としては間違っておらず、そこは時代の変化としか
言いようがありません。
無くなるものがある一方新たに誕生する船橋駅ビルです。予定されるテナントが掲載されており、多くの方が
このお店が入るんだと話されていました。
JR~京成線乗換の際に立ち寄る新たな先がまもなくオ-プンです。
千葉に引っ越した時からあたりまえのように存在した『西武デパート』今日まで本当にありがとう・・・。
そして今日まで大変お疲れ様でした。
旅の紙芝居編集部マツケンの記憶にはいつまでも楽しい思い出が残っています。
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