新潟(上野)行き特急『とき』が停まった上越線小出駅
小出駅を利用したのは過去4回で最後に利用したのは今から35年前の事です。いずれも思い出深い機会であったためか鮮明に覚えています。特に最後の大学2年生20歳の時登山帰りの事を昨日のように思い出します。それは、あまり良い思い出ではありませんが、、、回想してみます。
父と私の大学友人と3人で『越後山』に行きました。登山を終え麓のバス停前にある喫茶店に入った時の事、コーヒーをまだ飲んでいる最中に『とっとと店から出ろ』とお店の人に凄まれました。怪しい筋の方であったのか、あるいは行楽シーズンで店の回転を上げたかったのかは、不明ですがとても不愉快でした。(苦笑)SNSが普及した今日でもし、こんな発言をするお店があったらどうなるのでしょうか・・・(苦笑)
この時利用したのが直江津発長岡経由『急行よねやま』号です。上野まで4時間の道のりです。
小出駅のホームは改札口のある新潟方面が1番線で、主に2・3番線は上野方面の列車が発着し他に只見線のホームがありす。昭和の駅の改札口に近いホームのほとんどが、東京(上野)発の列車が発着し、上野行き特急や急行は路線橋を渡るケースが多かったと思います。
それが新幹線駅では効を奏し、従来駅舎の無かった東京(上野)方面に駅舎が作られました。
とは言え軽井沢のように元々のメインホームが東京(上野)駅寄りにあり、新幹線口が下り側に作られたケースもあります。余談ですが軽井沢は従来ゴルフ場しかなかった側の駅前にアウトレットができて印象が随分変わりました。
最初に小出駅に降り立ったのが、小学校4年生の時『只見線』が開通して日の浅い頃父親に『只見線に』乗りに行こうと誘われた時です。9月の秋分の日が連休となっており、土曜日が『半ドン』(休みでない)のため連休は貴重な旅行機会でした。急な思い付きで決めた旅行のため温泉旅館の予約は取れず小出駅前に現存するビジネス旅館『川善』に宿泊しました。もっとも温泉旅館を期待していたのは、当時少年であった私だけで父は最初から宿泊にお金をかけるつもりは、なかったかも知れませんが、、、。駅前ロータリーにあります。
駅前の地図に『川善』の他に『富貴亭』というお店が出ていて今も存続しています。食堂でタベログを見たところ、地元小出高校に通学していたころ『学生ラーメン』200円が存在したなどという面白い投稿もあります。
昭和54年当時は上野行き特急停車駅として売店や立ち食いそば店が営業し、駅弁の取り扱いもあったのですが、今日全て宴の後となっています。
写真は小出駅中心部の地図です。昭和54年当時から40年以上存続しているお店は29件中17件で存続率58.6%と6割近くが今日まで営業しています。駅前(上段)地図にある『星野洋服店』も営業が続いています。
さて、お店は17件存続しているのですが、私が調べた範囲でHPを開設しているのは1件だけです。何店かピックアップしてみます。私は駅前周辺しか歩いたことが無く中心部は行った事がありませんので、完全に憶測です。
最初に存続しているお店です。
① 飲食・デザート
・『甘泉堂』(かんせんどう)
『鮎もなか』が有名、以前は駅にあった売店でも販売されていました。
食べログにも美味しいと投稿があります。ホームページはありませんが、Facebookの
設定があり、洋菓子も取り扱いしています。というか、洋菓子がメインの感じです。 https://ja-jp.facebook.com/kansendou/
・『緑川酒造』
酒蔵見学も受け付けてますが、観光客対象ではないようです。
単独のHPはありません。http://www.niigata-kankou.or.jp/sys/data?page-id=7074
・『ニコニコ食堂』
HPは無くブログに投稿があります。一般的な大衆食堂ですが、美味しそうです。
② 食品
・『大力納豆』
昭和11年創業と伝統があります。
物産展などで『京急百貨店』などで即売会も開催しています。
地元原料を使用した『小出っ子』という納豆も販売しNHKや地元メデイアの取材も
受けているようです。http://www.dairikinatto.co.jp/
納豆パッケージ記載の軍配を見たことがあるような気がします。
もしかすると少年時代新潟の祖父母宅の朝食で食べているのかも知れません。
次に無くなったと思われるお店
3件とも飲食店です。いずれも気になったところです。
今日も営業されている場合はご容赦願います。
・『料亭上新亭』
名前の感じとガイドブックの記載から見るとそれなりのお店であったような・・・。
・『レストラングレートジャーマンコック』
ドイツ出身のシエフのお店、はたまたドイッ修行された日本人シエフのお店か?
なんかとても気になります。
・『酒亭小梅』
美人ママのいる飲み屋とガイドブックにあります。美人ママは存命でしょうか?
小出駅は『とき』号が下り6本、上り7本と2時間に1本の割合で停車するそれなりの駅で
少し東京寄りの六日町駅と共に栄えていましたが、新幹線はその両駅の中間にある
『鈍行』しか停車しない『浦佐』に設けられました。
現在の小出駅は1日あたり16本程度のローカル線の駅となりました。
上越新幹線が開業した1987年は国鉄民営化前で、在来線もそのまま国鉄に引き継がれましたが今日であれば、確実に第三セクターになっていたでしょう。
駅前に現存する『川善』旅館に宿泊し、小出の町をいつか再度訪ねてみたいと思います。
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井口進 (土曜日, 13 4月 2024 20:33)
上越線の特急はときでしたが急行列車もあったと思います。
名称がどうしても思い出せません。
ご存知の方いらっしゃいますか?
旅の紙芝居編集部BY マツケン (日曜日, 14 4月 2024 13:54)
井口様
コメントありがとうございます。
急行は上野~新潟間が「佐渡」号
上野~直江津間は「よねやま」号です。
よろしくお願いします!