京成電鉄発行幻の空港線、開業記念乗車券!!
京成電車時刻表の表紙です。上段一番右からスカイライナー車両が2代目100系に代わっています。当車両は
1991年成田空港直下、地下駅が開業した際に導入されました。折しもJRでは、成田エクスプレスが誕生、京成はJRと顧客獲得を競う事になり今日まで続きます。今回開港時、京成におけるハプニングを回想してみます。
本日5月20日(日)は成田空港40回目の誕生日です。成田空港もいつのまにか、人でいう中年の域に達しました。成田空港の本当の誕生日は、昭和53年4月1日であったのですが、成田空港開港に反対する過激派の成田管制塔破壊行為により、5月20日となりました。人が4月1日に誕生すると『エープリールフール』の生まれなどと茶化される可能性がありますが、5月生まれと言うと良い季節に誕生といったところでしょうか?
新聞によると成田空港が最初にフル稼働した1979(昭和54)年の旅客数は895万人でした。それが直近の2017(平成29)年は4,068万人(国際線3,314万人、国内線754万人)と
大きな飛躍を遂げます。
羽田空港国際線定期便が2010(平成20)年に復活し、成田空港不要論もささやかれましたが、その危機を『インバウンド』と『LCC』の就航がカバーします。
https://www.tourism.jp/tourism-database/glossary/inbound/
https://ja.wikipedia.org/wiki/格安航空会社
日本航空もLCC参入を決めその勢いは、今後ますます強まりそうです。
http://www.aviationwire.jp/archives/147870
LCCは国際線が中心と私は勝手に考えていましたが、全くそうではなく成田空港から
日本全国各地へ就航しています。東日本大震災の翌年2012(平成26)年頃から活発に
なったようです。
つい最近成田空港周辺9市町と千葉県が成田3番目となる新滑走路建設に合意したと
発表がありました。現在成田空港は4万人の雇用があり、この新滑走路建設により3万人の雇用が生まれると地元若手経営者は期待を寄せます。人口減少が進む地元にとっては、4万の雇用をする空港は地域の宝とも発言しています。地元住民や過激派による開港反対運動は宴の後となったようです。
京成成田空港開業記念に発行された「パスポート」型記念切符です。写真左の「BOARDIGPASS」と書かれた右下部分、MAY21/78が空港開業日。
すなわち開港日5月20日の翌日です。
京成空港線の開業日です。
ブログの本題に入ります。上記画像は京成電鉄http://www.keisei.co.jp/が成田空港開港を記念して発行されたものです。次に下の画像をご覧ください。
左右を入れ替えただけではありません。同じく「BOARDINGPASS」と書かれた右下をご覧ください。
APR02/78なのです。まさに予定されていた京成空港線開業日の日付です。
空港開業を記念して京成と空港に乗り入れを予定していた「国鉄」は4月の日付の記念乗車券を用意しており、開港が延期となり困った事態が発生しました。
昔は、(今も?)ミスプリントがあると訂正文章が入ったり、上からシ-ルが貼られたりしました。京成の地図式記念切符と国鉄は、対処療法でカバーしたようですが、京成の看板記念切符は「パスポート」を模した1,000円を超える高額商品と言うこともあってか、刷り直しとなりました。APR02/78の切符は長らく陽の目を見ることがありませんでしたが、5年後京成は空港開港5周年記念として幻の日付切符を販売に踏みきります。
販売当時は在庫処分の便乗商法など批判を浴びましたが、3年くらい前でしたでしょうか?オークションサイトに「京成成田空港開港幻の記念切符」というタイトルで出品されました。落札されたかどうかは、不明です。
幻の記念乗車券に挟み込まれたスリップ。要約するとフアンから強い要請があり、販売する事としたと書かれています。
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