回想成田国際線専用(国内)便と今日のLCC
画像は成田第三ターミナルに待機する
バニラ航空の機材です。搭乗したのはジェットスターなんですが、何故かバニラ航空の写真しか、撮っていません。
近くにジェットスターの機材もいたはずですが、まだシャッターチャンスはあるだろうという状況でシャッターチャンスをのがしてしまう。。。、いつもの思い込みによる顛末です。
先週四国へ日帰りで出かけました。午前高松(香川県)に入って、午後愛媛で打ち合わせを行い、松山空港を19時頃出発するという結構タイトなスケジュールでした。編集部マツケンの住まいは成田空港まで電車で30分程度で到着できる所にあり、現地夜発でも21時30頃帰宅できて、成田のメリットを十分享受できました。
さて、成田空港国内線を利用したのは、今を遡ること23年前ベトナム出張の帰り関西国際空港から成田まで搭乗した1回のみです。関西国際空港に早朝到着し、まだ若かりし頃体力は十分で、午後の成田行きフライトまではタップリ時間があり合間の時間で京都へ訪れました。
この国内線は国際線専用便というフライトで、前後に国際線の利用がないと搭乗できないため機内はガラガラ、エコノミーの3列掛けシートを一人で占有するという、とても贅沢な旅で翌日は出張の振り替え休日と言う事もあり、楽しい旅でした。良い思い出の回想です。
そして時は移ろい23年後の5月成田空港第三ターミナル搭乗待合室です。LCC(ローコストキャリア)と略されるhttps://ja.wikipedia.org/wiki/格安航空会社専用の搭乗ゲートです。ここから外国籍の航空会社を利用して高松へ飛び、そして松山から帰ってきました。
まずLCCの印象です。語彙の乏しい者の発言と言う事でご容赦願いたいのですが、一言でいえばIKEA(イケア)https://www.ikea.com/jp/ja/です。無駄が無く、付加サービスを求めると追加コストが発生しますが、但し基本価格でも最小限のサービスは担保されているという感じです。
それでは予約から搭乗、そして帰着までの一連の動きを振り返ってみましょう。
利用したのはジェットスター航空https://www.jetstar.com/jp/ja/homeです。
①最初に予約ですがホームページから行いました。JALやANAと比較すると予約成立までのプロセスが数回多くあります。運賃選択はLCCの方が俄然シンプルですが、ジェットスターの会員サービス申込、手荷物の追加料や機内サービスの申込、座席指定の追加、ホテル、レンタカー、はたまたユニセフの寄付まで聞いてきます。私が予約した内容は追加オプション一切無しでしたが、それでも予約成立時には、成田空港施設使用料380円とクレジットカード決済手数料500円がオンされていました。でも高松まで金曜午前発のフライトで6,850円はとてもリーズナブルです。
② 次にチェックインですが、これは非常にシンプル、フライト予定時刻の48時間前からホームページ上で可能です。バーコードが表示されますので、携帯画面もしくはハードコピーした用紙の提示で簡単に行えます。事前の座席指定をしない場合、このチェックインの時点で座席番号が分かります。国内線はA~Cと通路をはさんでD~FですのでAとFが窓側CとDが通路側と思います。
③ そして当日です。京成線では(JRも同じ)成田第二、第三ターミナル下車駅とアナウンスされ、勝手にターミナルは隣接しているものと思い込んでいたのですが、これが大きな間違えでした。
屋根はありますが、空港第二ビル駅から地上に上がり外を10分くらい歩いて、やっと第三ターミナルに到着です。空港第二ビル駅に8時少し回った時間の電車を利用し、8:50発のフライトに搭乗したのですが、ターミナルビルへ着いたのはチェックインの締め切り時間でした。但しWebチェックインを済ませておけば、そこは全く問題ありません。
④ そして機内、座席指定料700円を惜しみ、往路はあえなく3人掛けの真ん中へ、シートピッチは狭く、リクライニングする人はほとんどいません、椅子を倒さないのは、日本人の思いやりと言ったところでしょうか?
飲み物は有料で機内販売と言うアナウンスが流れます。コーヒーは確か200円くらい、成田発着の航空会社らしく、スイーツは、地元和菓子の名店「米屋」http://www.nagomi-yoneya.co.jp/ のどら焼きです。このどら焼きにはジェットスターのマスコットキャラクターが焼印されています。往路の機内販売は利用する人少なく、トイレに席を立つ人も少ない印象です。
真ん中の座席でしたが、通路側は若い男性で高松到着後の移動がスムーズ、窓側は年配女性の一人旅といった風情で、快適に過ごせました。とても大衆的な雰囲気です。
⑤ 高松空港到着、到着の少し前にキャビンがゴミの回収に回ります。折り返し時間短縮のための手段と思います。そして到着時刻ですが、ほぼ定刻でした。LCC=運行スケジュール不安定と勝手に思い込んでいましたが、これは帰りのフライトも定時で、いい意味で予想がはずれました。 朝晩など羽田便の遅れは慢性的(おっと、失礼)な所がありますので、羽田と成田の移動時間が、変わらない場合利用検討の余地ありと思います。
⑥ 最後に復路、松山~成田便です。松山空港の搭乗ゲートは向かって右側のANAのスペースからですが、機内へ入る搭乗スポットは松山空港国際線スペースを利用します。国内線でかつ出発ですので、勿論検疫はありませんが、途中シャッターの閉じられた検疫エリアが右手に見えます。復路の機内販売は、往路と打って変わって大盛況です。
ドリンク、軽食の利用もありますが、一番の売れ筋は成田空港から都心への「京成スカイライナー」http://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/skyliner/jp/index.phpと東京駅までの「京成リムジンバス」の割引切符です。スカイライナーは、200円引き、リムジンバスは、100円引きで販売されています。これは機内に入って初めて知るサービスなので、利用者にとっては、嬉しい、有難いサービスと思います。キャビンが沢山の機内販売のご利用ありがとうございましたと最後に放送がありました。又、成田着陸時アナウンスで、今日も皆様のご協力のおかげで定刻着とあり、運航精度が高い印象を受けました。
いい事づくめのようですが、それでも最後に落とし穴が・・・。
成田到着後第三ターミナルまでは、バス移動となりました。
20時30分頃飛行機は到着したのですが、21時過ぎの京成電車にほぼぎりぎりで、乗車しました。
今回初めてLCCを利用しましたが、また次回も利用してみようという気持ちになれました。決して安かろう、悪かろうではなく、私の印象は冒頭のとおり「IKEA」です。
ちなみに次回は8月上旬、片道のみで夕刻発、高松行きに搭乗予定です。
高松から松山へ移動の途中立ち寄った西条市の玄関口「伊予西条」駅ホーム
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