『あずさクーポン』と呼ばれた
中央線特急回数券です。
切符の券面は、最遠距離の
表示で山梨側は甲府から先の
竜王が表示されていました。
令和のスタートにあたり何を書くか
迷いましたが、大変お世話になった
『あずさクーポン』こと、平成31年3月で
廃止されたJR中央線特急回数券
について書きます。
『あずさクーポン』は、中央道高速バスの
攻勢に劣勢となったJR中央線特急の
挽回策として、新宿(東京都区内)~
甲府・上諏訪・松本などの区間に
設定されました。
私が主に利用したのは、上記写真の
竜王・甲府~新宿(都区内)を内方乗車と
呼ばれる方法で塩山~都区内を利用しました。
『あずさクーポン』と言っても塩山駅には
数本しか停車せず、大部分が甲府までの
特急『かいじ』号の利用が主でした。
とは言えJR誕生前の国鉄晩年期に
千葉駅始発の『あずさ』が誕生し
このあずさの一部が塩山に停車し、
往路はその列車をよく利用しました。
平成最後のダイヤ改正は、
『あずさクーポン』の廃止と共に
千葉駅発『あずさ』の塩山駅の
通過と言う事態になり
少し残念な気持ちです。
『あずさクーポン』は、
6枚つづりで3月間有効、
月に1回の往復が
一つの利用目安で、
それだけ利用頻度が無い場合は
金券ショップ等で1枚単位で
購入された方も多かったと思います。
又、『あずさクーポン』の他に
往復型の自由席利用の切符として
山梨側から乗車の場合
『かいじきっぷ』がありました。
こちらは、『あずさクーポン』よりも
一足先に姿を消しました。
現在中央線の特急を安く利用するには、
JR東日本のインターネット予約会員制
システム『えきねっと』を
利用するしか方法が、ありません。
大多数の方がスマホ等で
ネット閲覧する今日ですが、
一方で全く利用しない方もおり
その方々は、定価利用しか
無くなりました。
日本のキャッシュレス化は
世界より大きく遅れていますが、
クレジットカードオンリーで
現金で安い切符が購入しずらく
なるのは少し寂しい感じです。
旅の紙芝居編集部も
最新のソリューションに
ついて行けるのか、
心配ではありますが
頑張って行くつもりです。
『あずさクーポン』と共に
平成最後のダイヤ改正で
廃止されたのが、
『』スーパーあずさ号』。
今回のダイヤ改正で
全て新型車両で統一され
『』スーパーと言う名称は廃止されました。
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