北総線の運転手さんは国鉄退職者であった
北総線は1979(昭和54)年3月9日に
北総開発鉄道として、
新京成線北初富~小室間
全長7.9Kmの区間で開業しました。
写真の7000系と呼ばれる車両が、
当初松戸駅まで乗り入れ、
通勤や通学の方は、常磐線に
乗り換えていました。
今日新京成線との乗り入れは中止され、
京成線を介して都心方面へは
都営浅草線、京浜急行線及び京成上野線、
そして成田空港へも繋がる
利便性の高い鉄道になりました。
さて、今日成田空港まで最速160Kmで
『スカイライナー』が走る路線ですが、
開業当時の電車運転手さんは、
55歳で国鉄を定年退職された方々でした。
当時の定年退職年齢は55歳で
旅の紙芝居編集部は、
既に退職していたことになります。
古い鉄道雑誌にその運転手さんを
特集していた記事があり、その写真の
運転手さんを見ると現在の
60歳くらいに見えます。
現在の一般的な定年は60歳で
再雇用で65歳という感じですが、
当時の定年は、妥当性があったと
言えるのでしょうか?
『ほくそうおでかけマガジン』に
特集記事があります。
興味深い記事を2つご紹介します。
北総線は開業時から自動改札と
自動精算が導入されていましたが、
自動精算機は名ばかりで、
半自動でオペレーションセンターで
人が対応していたとのこと。
もう1つは、上の写真の開業時に
走っていた電車が6両で4.9億円で
あったとのこと。
当時としては、高額の最新鋭電車で
あったのでしょうが、
現在では何だか、安く感じてしまいます。
北総線は住みよさランキング日本一の
印西市を抱え、これからも発展は
間違いなさそうですが、
鉄道運賃が日本一高いという汚名も
是非払拭してほしいと思います。
何はともあれ今後益々の活躍を
祈ります。
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