都市圏鉄道において、『新型コロナウイルス』感染拡大前まで、『TOKYO2020』の競技終了時間にあわせた最終電車の延長が検討されていました。
それが一転コロナの流行と共に
深夜時間帯の利用が大幅減。
本年3月のダイヤ改正で
最終列車の繰り上げという事態になりました。
更に、今回の感染第三波による
緊急事態宣言により、当初予定の
令和3年3月以前に最終電車の時間が
繰り上がる事態・・・。
世の中、大きく変わりました。
新聞報道によるとJR東日本では
最終電車が30分程度早まると
されています。
旅の紙芝居編集部が利用する
『京成線』においては、元々終電の
運行が早めに終了していたため
そこまで繰り上がらない模様ですが、
それでも佐倉、成田方面では
15分程度最終電車が早まります。
『京成本線』の最終電車の
昭和→平成→令和の
変遷についてみて行きます。
1.昭和56年10月当時
京成上野から京成成田への
最終電車は、なんと22:50発。
京成佐倉行も23:10発。
昭和後半中期は、
まだ完全な夜型社会には、
なってません。
2.昭和60年10月当時
昭和晩年バブルに差し掛かる頃
京成成田へは、4年前より
2分だけ後ろ倒しの22:52発。
京成佐倉へは16分遅くなり
京成上野発23:26となり
平成バブル期へと進みます。
3.平成4年4月当時
バブル崩壊の真っただ中
最終電車の時間が遅くなります。
京成成田へは34分繰下り23:24発
京成佐倉もほぼ同様の繰下げ
京成上野発23:54に乗れば
途中青砥駅乗り換えで佐倉迄。
バブル期タクシーが拾えないのが
社会問題となりました。
終電繰下げは、
サラリーマンにとって、
不況に向う時期
財布にやさしい、
有難いことでした。
4.今日
平成4年当時と大きな変化はありません。
京成成田へは上野発23:30で
到達可能。
京成佐倉へは23:56が
最終列車です。
尚、京成本線においては、
緊急事態宣言による最終電車の
見直しは、今日現在
行われていません。
5.3月より
具体的な列車時刻の発表は
まだされてませんが、
京成成田で15分、京成佐倉で
15~20分前倒し。
現行ダイヤから推察すると
京成成田が23:15頃発、
京成佐倉が23:35頃
京成上野駅発となります。
今後高齢化が進むと、
どこかのタイミングで
更なる最終電車の繰り上げが、
予想されますが
『コロナ』の影響により短期間に
大きく時計の針が
進んだように感じます。
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