新幹線上野駅は工事遅延により誕生?!
第二回目は上野乗り入れの
経緯から話を進めます。
左の画像は昨年12月で引退した
『現美』新幹線、通常運行は越後湯沢~新潟だが、都心乗入も実施。
上越新幹線計画当初は
上野駅乗入の予定は無かったのです。
ところが一転新幹線の
建設遅延も功を奏し
昭和52(1977)年12月に
上野駅設置を
運輸大臣が認可。
当時新幹線着工が
遅れたのは石油ショック
およびインフレ対策の
総需要抑制策、
大宮~上野間の
建設反対運動に阻まれたことなどから
昭和55(1980)年完成予定に変更。
実際上越新幹線が
開業したのは、
大宮暫定昭和57(19829年で
上野開業が昭和60(1985)年
東京駅開業に至っては
平成3(1991)年と大幅に遅れます。
~途中ブレイクタイム~
長岡駅に展示された
『現美』新幹線の
座席が展示されています。
私は残念ながら乗車経験は
ありません。。。
上越新幹線開業まで上越線は
東京(上野)~新潟間の大動脈を
担っており、『特急とき』はこだま型
181系電車で運転され、
上越新幹線にバトンを渡す予定
ところが豪雪や老朽化により
183系特急電車にリリーフを
仰がざる得ない状況に。
工事の遅延はあらゆるところに
大きな影響を与えます。
今日東京~名古屋間の
リニア中央新幹線が、
静岡県の反対や
難工事区間の遅延などで
当初の2027年の開業が赤信号。
歴史は繰り返すのでしょうか。
181系『特急とき』が好きでした。
現在大宮の鉄道博物館に
先頭車両が展示されています。
車内に入り座席に座ると
気持ちは少年時代にスリップです。
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