あきんど塾とDX戦略
東京五輪、パラも終了し9月半ば。
コロナ感染第五波も少し落ち着きを
見せて来ました。
ワクチン接種の進展とあいまって
旅行も県境をまたいで可能になりそうです。百貨店のデパ地下も換気の悪い
密になりやすい場所とされ、入場規制も
行われていましたが規制はなくなるので
しょうか?
船橋そごうをソリューション店舗として
軌道に乗せたヒロさんが集大成として
取り組んだのが、後継者育成です。
ヒロさんは『船橋そごうあきんど塾』を
開設し、新しい生活様式に合わせた
百貨店スタイルを惜しみなく若者たちに
伝えて行きます。
あきんど塾は流通業の経験の無い
人たちも多く参加し、房総半島にある
町役場に勤務していた美紀子は
役場を辞め両親から昔美紀子が
小さい頃連れて行ったと話を聞いた
『南房総百貨店』をいつの日か
復活させ、今度は自分が親を
小さな百貨店に連れて行き
思い出を作りたいと考えていました。
ヒロさんは熱意が先行しがちな
美紀子に対し『ヒューマン&
テクノロジー』の重要性を説きます。
美紀子は房総半島の付け根の町で
育ちホスピタリテイ溢れる人物ですが
デジタルの部分は、役場の仕事で
行ってきたPCの基本操作レベル。
そこへヒロさんが、経験やノウハウを
基に作成した新時代に即した
技術者と共同開発した
ソフト『あきんど』を教え込みます。
『あきんど』はヒロさんが長年の経験から
身に着けた天候や年金支給日などの
諸要因を組み込んだ販売ソリューションで
このソフトを覚えた若者たちが
各地へちらばり、地域流通業を成功させ
域内循環経済体制を確立します。
ヒロさんは百貨店の復活だけでなく
地方創生にも大いに貢献しました。
ヒロさんはほどなく『船橋そごう』を
退職し、新たなステージへ向かいます。
さて、百貨店を復活させた美紀子。
町長から特別表彰を受け
町の経済発展に無くてはならない
素敵な女性に成長しました。
当シリーズは今回で終了です。
ご覧くださいましてありがとうございました!
千葉にあった百貨店復活船橋そごう、新しい生活編バックナンバー
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