国鉄時代は自動改札機は
ほとんど普及しておらず
JRが誕生し、イオカード利用開始
以降で拡大したようです。
平成世代の方はは
鉄道に乗車する際、自動改札が
都市部では当たり前でしたので
駅の出改札が駅員さんによって
行われていたことは知らない方も
多いのではと思います。
事前に切符を買うことなく
電車に乗れるイオカード
ICカードが普及した今日
当たり前の事ですが、
今から30年前、華やかなバブル景気の
陰りが見えだした1991(平成3)年に
登場した画期的なサービス。
今日SuicaやPasmoを利用し
スムーズに電車に乗降できますが、
イオカードのサービスが
原点であることは
疑いようがありません。
カード誕生直後タテ型とヨコ型の
2種類で券種は3,000円と5,000円
タテ型はその後無くなり
1,000円券種が追加。
導入直後の注意書きは
次の場合は切符をお求めくださいと記載。
① 山手線以外の駅から乗車するときや
山手線以外の駅で下車するとき
② JR東日本以外の駅で下車するとき
③ 1枚のイオカードで複数の人が
乗車する時
④ お子さま(11才以下)が使用するとき
⑤ カードの残額が110円以下のとき
など結構制約がありました。
切符を購入するのが前提の時代、
イベント最寄り駅等ではお帰りの切符は
今のうちにお求めくださいと放送が流れ
駅の臨時切符売り場開設が必要で
その手間が無くなるのは
事業者側、利用者側の双方に
大いにメリットがありました。
関東圏の私鉄においては、
イオカード同様のサービスが
『パスネット』の名称で誕生。
私鉄と地下鉄の相互利用開始。
JRと私鉄のカード間で互換性は無く
相互乗り入れはSuicaとPasmoによる
ICカードが導入されてから。
パンフレットはこれなら便利で簡単と記載
但し、お気をつけくださいには次の事項が、、、
・運行不能の場合でも乗車駅に戻らない
場合は前引きされた初乗り運賃の
払い戻しはしません。
→これはどう解釈するかですが、
一旦自動改札をとおり、移動した駅で
本人の意思に反して下車した場合でも
払い戻しはいたしません。
仮に戻ろうとしても上下線が不通だと
戻りようは無いわけです。
チョット杓子定規ですね。
今日ICカードの時代、
私が改札誤入場した場合
駅員さんに入場記録を消してくださいと
何度かお願いしたことがあります。
入場記録が残ったままだと
次回利用できないわけで、
記録を消してもらうのは
お金の引き落としを防ぐのと
次回ICカードを利用するための
必須事項です。
今日ICカード利用の場合
振替輸送が不可であったり、
長距離利用の場合でも
途中下車ができないなど
一部不便さもありますが、
昭和世代にはつくづく便利な時代。
私の今の希望は回数券がICに
組み込まれるようになることです。
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