レジャーにビジネスに旅のことなら国鉄のオトクなきっぷがお伴します
1984(昭和59)年春、国鉄が発行した
オトクなきっぷに関するパンフレットです。中を改めて見ると誤植が結構あります。赤字の手書きで訂正されているのですが、料金(運賃)が間違っている場合も。今日であれば、間違った運賃掲載手書き修正とおそらくネットで叩かれる?
しかし、幸いにして訂正額の方が安いです。
パンフレットを開くと
今日販売中止の
きっぷが大多数。
有名テーマパークの
名称をずばり使用した
割引切符もありました。
(次回ご紹介予定)
今回は全国販売のきっぷと
千葉ローカルの2種類を
中心にご紹介します。
1.ナイスミディパス
30歳以上の女性が3人で旅行すると
グリーン車に乗車できお得な旅行が
楽しめるもの。フルムーンパスを
ヒントに誕生した切符でしょうか、
発売開始当時当編集部マツケンは
既に成人しておりましたが、
ミディパスに関しては、
独身者というより結婚され
数年以上経過されている奥様達
中年女性がダンナ抜きで
旅行を楽しむというイメージ。
フルムーンパス同様今日まで
継続しているものと思っていたら
2009(平成21)年に廃止されていました。
発売時はオーバーサティが対象で
良かったのでしょうか、今日なら
オーバーフォティあたりが妥当。
2.東京自由乗車券
千葉県内発、東京駅まで
51km以上の主要駅から販売。
有効期間はなんと2日間。
今日なら『東京フリーキップ』あたりが
ネーミングとしては、妥当と思います。
昭和の時代国鉄は
自由乗車券とネーミング。
何となく特急自由席に乗れそうな
イメージですが特急券は別途。
3.国電都区内フリーきっぷ
都区内という名称なので千葉県発で
国電乗り放題と思いきや東京都内
浅草橋駅発も販売。
浅草橋は千葉鉄道局管内
という解釈でしょう。
4. 国電都営フリーきっぷ
国電に加え都営地下鉄、
都バス都電にも乗車可能。
現在の東京メトロ
当時の営団地下鉄
との割引切符は無かったです。
5.Q切符
千葉県房総半島エリアが発地で
特急自由席が利用でき
4日間有効というお得なきっぷ。
千葉県発は価格もシンプル
東京山手線内行きっぷ発地により
5,100円と5,600円の2パターン。
想像した用途は祖父母が
東京で暮らす子息たちのところへ
孫と数日会って帰るようなイメージ
あるいは地元ビジネスマンが、
火曜日に出発して金曜の夜
特急で安房鴨川や館山へ
仕事を終え帰るイメージ。
6.千葉急きっぷ
県庁所在地千葉へ
特急自由席を利用できる
千葉のQ切符。
現在内房・外房の特急は
千葉を通らず京葉線へ
また鹿島線は特急が廃止。
銚子、旭など総武本線は
今日もあり得そうですが、
切符は既に発売中止。
現存すると思っていたきっぷが
いつの間にか、販売中止。
年をとったと感じる今日この頃です。
【回想昭和】国電101系通勤型電車①金魚ブログはこちらから
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