上原謙さんと高峰三枝子さんという昭和の
大スターがTVCMに登場し、一躍この切符の認知度を高め国鉄晩年の人気商品となりました。昭和58年はじめて10日間パスが発行。7日間が二人で75,000円、10日間が同じく二人で90,000円。二人の年齢が88歳以上で利用可能。今日だとこの年齢は『子育てパス』が適当でしょうか。
昭和58年、大学生であった私には、いったいこのパスを利用できるのはいつの頃だろうと思ってましたが、88÷2の対象一人としての有資格は、10年以上前に満たしましたが、この類の旅行にはあまり興味がなかったのですが、加齢とともに使ってみたくなる今日この頃です。
今日このパスをプレゼントするのは
あまりイメージできませんが、パンフレットを見る限りではギフトを想定していたようです。『ご両親の結婚記念に』、『お世話になった方へのプレゼントに』、『退職される方への思い出のプレゼント』の事例が記載。この中でもっとも私が想定しにくいのが『退職される方へのプレゼント』です。先輩諸氏への退職プレゼントは、花を贈ったり送別会の開催がせいぜい。
会社の制度ととして『フルムーンパス』の
贈呈があったのでしょうか?だとすれば
まさに古き良き時代と言えます。
この年のフルムーンパスの目玉は
『プレゼントパス』引換券による
夏季に発売する『青春18きっぷ』の
プレゼント。フルムーンパス利用者が
アンケート回答し、抽選で3,000名に
プレゼント。自社サービスの利用
とは言え3,000万円、
当時としては結構な
プロモーション金額で
あったと言えます。
コメントをお書きください