百貨店はまぶしかった!!
私が物心ついた50年前、そして社会人となった35年くらい前のデパートは本当に非日常の空間だった。
郊外に住む私にとって、『新宿伊勢丹』や『池袋西武』は少々敷居が高く、社会人なりたての頃ボーナスを貰い、直後にスーツを買いに行くのはもっぱら『船橋西武』でした。
当時買っていたスーツの値段は
一着約50,000円、私が現在着ている
スーツは10,000円台ですので、
5着前後購入できます。
今もそうなのかもしれませんが、
当日の百貨店のスーツの多くは
100,000円以上のものが、
普通に展示されていました。
今と違いテレワークが無かった頃
出勤するのは当たりまえ、渉外も対面
スーツは仕事の勝負服であり
買うスーツがきまりひと段落して
デパート近くの喫茶店で
コーヒーをすするのが楽しみでした。
この頃、バブル真っ盛り誰がその後の
百貨店の苦境を予想したでしょうか、
『昭和の花園(かえん)』というブログを
書きましたが、20代前半のOLが
毎週のように美容院へ行っていると
同期の子と話しているような
異様というか、好景気の時代でした。
それが一転バブル崩壊、
『そごう』の粉飾決算、リーマンショック等
百貨店は徐々に衰退をたどりました。
流通の優『セブンアイ』が
救済に乗り出したので、
ならば百貨店は蘇ると想像しましたが
それが一転ファンドに『西武・そごう』
売却の報道、本当に残念です。
私が行った船橋には池袋と同じように
『西武』と『東武』の両百貨店が存在。
しかし『西武』は姿を消し、百貨店は
地域一番店しか、生き残れないと
言われてましたが、
まさにそのとおりになりました。
池袋はいつまでも2つの百貨店に
存続を願わざるえません。
百貨店世代の私としては経営形態が
変わろうとなんであれ、
存続してほしいです。
『西武』、『そごう』ガンバレ。
いつまでも輝いていてください。
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