道内時刻表は、一部の大型書店を除き名称のとおり北海道でしか購入不可で、この40年以上前の時刻表をどこで購入したか、全く記憶にありません。
でも旅行中、そして今日まで旅の思い出を大切につなぐ私の宝物であることは間違いありません。当時高校生であった私は新幹線開業前、在来線~青函連絡船~在来線を乗り継いで釧路へ。釧路から先は路線バスに乗車して、霧多布岬へ到着、24時間を超えていたと思います。長い車中楽しみは、
北海道の雄大な車窓と当時は普通に営業していた食堂車と車内販売でした。
今、東海道新幹線「のぞみ」と「ひかり」の車内販売廃止が話題となっていますが、JR北海道の車内販売が無くなったのは5年以上前。先にJR四国が廃止され、本州(関東)では、ほとんど話題にならなかったと思います。
当時の道内車内販売は、食堂車・車内販売と主要駅などで食堂を営業する「日本食堂」と食堂車の無い列車で車内販売を展開する「北海道車販」の
2社体制でした。
この車販広告の上段になんと道内で運転された「海水浴」列車の時刻表が掲載。夏の海水浴列車と言えば、海が無い埼玉から日本海へ向かう快速「くじらなみ」号か、房総を走った「青い海」と「白い砂」を関東人の私は思い出しますが、ネーミングこそされてませんが、北海道でも紛れもなく、海水浴列車が運転されていました。手作り感満載のこどもが海水浴を楽しんでいるイラストが素敵です。まさに夏の楽しい思い出でしょう。
最後に巻頭カラー広告ページを紹介します。「のぼりべつ温泉地獄まつり」の見開き広告です。少々見ずらいですが、左のページ「お色気満載」の女性二人が神輿を担いでいます。なんとなく芸子さんの臭いを感じます。お二人もすでに70オーバー当時のこと、覚えておられるでしょうか?
当時刻表を活用した旅行
往復とも国鉄利用、復路は新潟まわり。
今にして思えばなんとも贅沢な時間。
15年前に鬼籍入りした父との
思い出です。
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おんみー (土曜日, 16 9月 2023 18:28)
なつかしい
旅の紙芝居編集部BY マツケン (土曜日, 16 9月 2023 20:27)
おんみーさま
ブログ作者です。
短いですが、とても励みになるコメントありがとうございます!
旅行して、食堂車や車販のジュースが大好き半世紀前の少年でした。
おかちゃん (日曜日, 17 9月 2023 00:34)
北海道旅行の際、現地に着いて(函館辺り)でまず購入するのが道内時刻表。しばらくして都内でも手に入るようになりました。あの大きさと内容の濃さ、ちょっとした記事の楽しさなど、今では懐かしい思い出です。今ではあの頃のように、個人の鉄道、バス旅はできませんね。
旅の紙芝居編集部BY マツケン (日曜日, 17 9月 2023 06:16)
おかちゃんさま
素晴らしいコメントありがとうございます!確かに古くは青函連絡船内、あるいは
仰せのように海峡線を乗り継いで函館駅、このあたりで購入したかも知れません。
この時刻表を手にすることにより、北海道旅行のプランが広がりました。
ブログ作者より